カフェタイム久世店に導入されたグラインダー、ヌエバ シモネリ社のミトスワンの紹介です。
Nuova Simonelli Mythos One
ミトスワンには様々なテクノロジーが導入されていますが、今回はその中のキーテクノロジーを簡単にご紹介します。
Clima Pro technology
クライマプロ テクノロジー
ブレード部分にクーリングファンとヒーターを内蔵しているため、豆の温度を35-45度に保つ事が出来ます。
開店直後でグラインダーが常温の時と、お店のピーク時でグラインダーが高温になった時とでは、メッシュは同じでも抽出具合が違うという従来からの問題を解決しています。
高い温度の粉は、メッシュが荒くなったような抽出状態に変化してしまい、メッシュやドース量を調節する必要があったのです。
Clamp Crusher
クランプ クラッシャー
従来のグラインダーでは挽かれた粉がダマになり易いですが、ミトスワンではシューターの入口で、WとV字のプレートが互いに交差する独特な形をした歯を通過する事により、ダマにならない均一なグラインドを実現しています。
またミトスワンではフラットタイプのブレードを使用しています。ブレードの回転速度を落とし、またブレードを通過後は平行ではなく垂直に粉が落下していく様に設計されています。
静電気を最小限に抑え、粉の無駄をなくしているとの事ですが、上記の理由からだと推測しています。
Micrometric Grind Adjustment
マイクロメトリック グラインド アジャストメント
メッシュの調節を無段階に手元で調節できます。片手で素早く調節可能です。調節前の位置に正確に戻せるように、またどの位動かしたかを把握できる目盛りが付けられています。
従来のグラインダーから飛躍的に技術を向上させているのはポルタフィルターに落ちてくる粉を見れば一目瞭然です。
ジャパンバリスタチャンピオンシップでも多くの選手がミトスワンを使用していたのが印象的でした。
個人的に、今の時点でブレード部分がやや高めの35-45℃に保たれているのが「良い」のかは分かりませんが、「フレイバーが出やすくなった」という意見が一般的のようです。
余談ですが、好みは人それぞれのようで海外のブログを読んでいると、挽きムラが少し位はあるほうが好きと言うバリスタもいるようです。
今後グラインダーはバリスタの好みで選ばれていくようになるのでしょうか?。
楽しみです。
スタッフ
永田
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