ホンジュラスのサンペドロスーラ空港から約1時間でグアテマラの首都グアテマラシティに到着します。
すでに夜でしたが、車内からみる街並みはやはり首都ということもあり都会であることが分かりました。私たちの宿泊先は街中にありましたが、リゾートホテルの様に開放的で緑に溢れていました。最初の画像は翌朝に撮った写真です。小鳥の鳴き声が心地よく響き渡る中で朝食を頂くことができました。暑いイメージのある中米ですが、標高1,500mに位置するグアテマラの首都は過ごしやすい陽気でした。夕方になると半袖では寒いくらいです。
翌朝に輸出業者KOFEIのオルガさんとポールさんが迎えに来て下さいました。
KOFEIはカフェタイムの定番商品であるグアテマラ エルソコロやサンホルへを扱っている輸出業者です。
彼らのオフィスへと向かいました。KOFEIのオフィスはグアテマラシティ内にあります。
オフィスも開放的な作りをしていました。
事務所でコーヒーを頂きながら、お互いの近況報告などをお話します。また様々な事柄についてお互いに最新の情報を得ていきます。
そのあとは事前に用意してもらっていたサンプルをカッピングしました。サンホルへ農園やサンヘラルド農園など合計5カップをしました。
サンプルは生豆の状態で保管されています。
カッピングとは簡単に言うと、味を評価することです。
カッピングについて(2美味しさの基準を参照して下さい)
カッピングはカップオブエクセレンスでも採用されている評価基準に基づいておこないます。この評価方法は高品質なスペシャルティコーヒーを評価するための方法です。
どのようなコーヒーかを見極めるために、「味」を8項目に分けて各8点満点で採点します。8項目×8点=64点を分かりやすく100点満点に換算するために、合計点に36点を足します。そして、合計点が80点以上がスペシャルティコーヒーとみなされます。
当然、カフェタイムが買い付けるコーヒーは全てスペシャルティコーヒーです。シングルオリジンとして販売しているものはその中でも品質の高い85点以上のコーヒーです。
カップオブエクセレンスの基準は2017年現在で86点以上です。カフェタイムの扱うカップオブエクセレンスの1位から3位のコーヒーは90点を超えるものがほとんどです。
カッピングはコーヒーの品質を見極める重要な作業です。また評価により価格も決まってきます。KOFEIでもサンプルの生豆はオフィスで担当者により注意深く焙煎されています。
カッピング後はオフィスに戻り、カッピングした全てのコーヒーについての評価を伝えます。糸井の評価は全て記録され、生産者へとフィードバックされます。前年と比較してカッピング8項目のうち、どの項目が向上したのか、またどの項目が良くなかったのかも伝えます。天候によるもの、生産工程によるものなど多くのことが影響しますが、状況を良く知る輸出業者や生産者とのディスカッションにより向上策を練ります。
この後、サンホルヘ農園、サンヘラルド農園へと向かいます。