カップオブエクセレンス 2018 コスタリカ
2018年5月29日から6月1日の4日間、コスタリカの首都サンホセにて、今年もカップオブエクセレンスが開催されました。
カップオブエクセレンスとはACE (Alliance for Coffee Excellence)が主催するコーヒーのコンペティションです。毎年一回開催されていて、今年は世界11カ国で開催されます。
このコンペティションでは、その国の最高の品質のコーヒーを順位付けていき、それらの素晴らしいコーヒーを全世界同時オークションで販売して生産者へ利益を還元してくというプログラムです。
審査は国内審査員による一次審査、そして国際審査員団による2次審査から4次審査という厳密な審査工程を経ておこなわれます。公平性のため、審査は運営側、審査員側の誰もがそれらのコーヒーの情報を知らされないダブルブラインドによりおこなわれます。
今回も中南米、北米、オセアニア、アジア、ヨーロッパから集まった多様な審査員による評価がされました。
最終評価によって86点以上を与えられたコーヒーがCup of Excellenceの称号を得ることができます。
国内審査員により41に厳選されたコーヒーを審査していき、今回は6のプレジデンシャルアワード(100点満点中90点以上)を含む合計36のコーヒーがCup of Excellenceを受賞しました。
コスタリカのコーヒーは様々な処理方法の多様性が特徴的で、一般的なウォッシュド(水洗式)の他にナチュラル(非水洗式)やハニープロセス(ホワイト、レッド、ブラック)、最近ではアナエロビック ファーメンテーション プロセスと呼ばれるプロセスのコーヒーがあります。
4次審査の上位10位を決める審査では、多種多様な風味の素晴らしいコーヒーが並びました。
審査する側にとっても最高の時間でもあります。
プログラムの最後は表彰式です。
Cup of Excellenceを受賞したコーヒーの生産者が36位から順に呼ばれ、表彰されていきます。
これらの受賞コーヒーは高品質であることが世界中の審査員により認められたコーヒーですので、通常の市場価格の何倍もの価格で取引されることになるのです。
トップのコーヒーは時に100倍以上の価格で落札されることもあります。
生産者にとっては、自分たちの情熱や努力が報われる時でもあります。
このようなプログラムがなければ、高品質なコーヒーを生産しても、それに見合う価格で販売することは難しいのです。
カフェタイムでは過去100数十回のプログラムのうち、100以上のカップオブエクセレンスを落札して皆様に届けて来ています。
そしてオーナーの糸井はこれまで46回、国際審査員として活躍してきました。
今後もカフェタイムはカップオブエクセレンスに参加し続けていきます。